主体性を育むための行動への変換

 
 千葉県で販売業務を10年。
石油タンクローリー乗務員を経て太陽グループに入社。
市原市、袖ヶ浦市の地で販売と運送の業務に従事して参りました。 販売や運輸事業を通じて付加価値に着目する気持ちの良いサービスの提供、安全な荷役と法令上の責任について考えてきました。
某合同会社代表社員様にも同様にお伝えし、石油製品販売に伴う輸送上の責任と担保能力の確保を目的に安全教育を体験、習得していただきました。
 
当事務所では企業経営を行う上で、従業者の慢心からくる使用者責任の不安や、業務上の障害などを取り除き、従業者の過失による損害を未然に防止すべく、ご依頼者様に心から安心していただける安全教育の提供を目指しております。
なぜ必要なのか?それをするとどうなるのか?を理解して知ることで自己の行為による道徳上と法令上の責任を意識することの出来る安全教育をお伝えいたします。
責任に対して真摯に取り組まないとき、その労働者はお客様気分のまま業務に従事します。
何かがあっても、言われていない、聞いていない、頼まれていない、私の仕事の範疇ではない。
結果、何かがあったときの責任は経営者にという心持ち。
 
元石油タンクローリードライバーの行政書士がするドライバーと同じ目線、同じ感覚での安全講習。
権利と義務、責任と賠償 。安全、危険に対する結果の予見、回避可能性。自分の行動の結果を予測する過失のない運行、自身の生活、将来の自分を意識することでそれが安全に帰結する。
そんな意識付けを目指します。
 
誰にでもできる仕事ではないのだから、日本経済の一翼を担っていると誇りを持って仕事をして欲しい。
自己成長するための職場なのだ!そんな気持ちでレクチャーをしています。
 

主体的な振る舞いとは何か


・主体性の定義と重要性

主体的な振る舞いとは、自分自身の意思を持って行動することを意味します。
・主体的な振る舞いを育む方法

主体性を育むためには、自らの目標を明確にし、周囲との対話を重視することが重要です。具体的には、チームのメンバーと共に目標を設定し、自分の役割を自覚することで主体的に取り組める環境を作ります。集団(社会)のなかでの振る舞いが身についてくれば、周りに与える影響もポジティブに変化します。
 

自分本位の振る舞いとは


・自分本位とはどういうことか

自分本位な振る舞いは、その名の通り自分の利益や都合を優先する行動を指します。このようなアプローチは、貨物自動車運送事業ではマイナスに働くことが多く、チーム全体のパフォーマンスを低下させる原因となります。周囲との協調を無視し、一方的に行動することは、他者との関係を損ねる結果となり得ます。


・自分本位の影響とそのリスク

自分本位の行動は、周りに与える影響が非常に大きいです。
期待の裏切りが発生することで信頼されない人間としてレッテルを貼られてしまいます。このような状況が続くと、人間関係が悪化し、業務効率も低下します。職業運転手に限らず、集団社会(会社)で生活をする上で信頼関係は不可欠であり、その重要な要素が期待を裏切らないという行動です。




主体性と自分本位の違い


・主体性と自分本位の特長

主体的な振る舞いと自分本位な振る舞いは、行動の根本的な特長が異なります。主体的な人は他者の意見を尊重しつつ、自分の考えをしっかりと持ちます。一方、自分本位な人は周囲の期待を無視する傾向があります。この違いは、信頼関係や集団(社会)のなかでの振る舞いに大きな影響を与えるのです。


・結果的に何が変わるのか

主体的な行動を取ることで、周囲からの信頼を得ることができます。期待が裏切られないよう行動することで、日々の業務がスムーズになるのです。逆に自分本位では、信用できない人として扱われ、信頼関係が崩れます。業務の進行やチームワークの健全性にも影響が出るため、無視できない問題です。


・自己啓発の重要性

自己啓発を進めることは、主体的な振る舞いを促進する方法の一つです。新しいスキルを習得することや、他者とコミュニケーションを図ることは、自己成長に繋がります。このような意識を持つことで、他者に与える影響をポジティブに変えることができます。掛け値なしの信頼を得るためには、努力が欠かせないのです。
貨物自動車運送事業においては、安全な運行をする事が当然に求められており、常に変わり続ける道路環境で細心の注意をもって走行しなければなりません。そのような環境で従事する職業運転手が自分本位で身勝手な運行をしてしまえば、たちまち危険な状況に一変します。
 
建設的で主体的な考え方の持ち主は、事業用自動車の運転を職業にするという事が、社会に与える影響を考えることができます。運転職というと安全に運送を行うことだけに注目されがちですが、顧客の満足を追求することも求められています。そのような行動が集団(会社)の利益に繋がるからです。この考え方は、労働者からしたら多重の負担が生じるものなのでストレスになり得ますが、顧客の満足を追求できるということは、相手の立場になって考えることができるという事になり、他者との差別化にも繋がります。このような人は相手のされて嬉しい、喜んもらえるであろうサービスを考えることができますので、心のこもったサービスを受けた側は、リピーターになり易くなります。相手の身になって考えられる人は、集団(社会)のなかでの自分の振る舞いが、周りに与える影響をも考えることができますので、多くの場合、信頼を寄せられ、責任あるポジションや仕事(タスク)が与えられることになります。
 
 
・自分本位から主体的へシフトする方法
自分本位の振る舞いを改善するためには、まず自分の行動が周囲にどう影響しているかを意識することが必要です。周りのニーズを理解し、より良い選択をすることで信用を築くことができます。また、共有の目標を設定し、協力し合うことで信頼される人に変わることができるでしょう。自分さえ良ければ他人がどのようになっても構わないといった考え方は、集団社会の中で生活を送るには大変リスクのある発想です。
自分本位からの脱却するには、まずは利己的であっても、自分の置かれている環境、今ある生活の根底を考える必要があります。今の家族関係はどうでしょうか?家族の待つ家庭なのか、自由気ままな単身世帯なのか?今ある生活を維持するために必要な金銭、それを得るための仕事。今の生活に不満があるの出れば、職を変えるというもの一つの選択肢として有効ですが、職業に不満なのか、職場での自分の評価に不満なのか?そこをハッキリとさせないと、無駄に転職を繰り返し、自らの職歴を汚すことにもなりかねません。職業に不満があるのであれば、希望する職業に転職をしましょう。その為に必要な条件があるのなら、条件を整える努力をしましょう。条件を整えるのに労力がかかるからこそ、その職業に価値があるのかもしれません。職業ではなく、自分への評価に不満があるのであれば、何故評価が悪いのかを分析してみましょう。あなたの日々の働き方は、集団(会社)で働いている仲間(同僚)たちに良い影響を与えていますか?自分本位な考え方をして、周りに迷惑をかけていませんか?働いてやっているんだという怠慢な態度で仕事をしていませんか?職場で信頼されている人も、そのような怠慢な態度で働いていますか?その人と比べて、全く同じ働き方、言動、振る舞いをしていますか?そうでないのであれば、職場を変えても周りの自己への評価に不満が出てくることに変わりはないと思われます。自己への風当たりが強い。不当な評価であると感じる人の多くが、日々の仕事に取り組む怠慢な態度を周りに見せているのだと思います。あなたのする行動が、周りの同僚の不利益になっていれば、皆からの風当たりは当然に強くなります。もしそのような不利益な行動を自分に対してされたらどう感じるでしょうか?排斥をしようとしませんか?排斥とまでも行かなくても関わりを持たないようにしようと考えませんか?自分の行動を振り返って俯瞰しているもう一人の自分を思い浮かべることも自己判断に有効な手段だと考えます。
 
・建設的な主体性がもたらす信頼

主体的な人は、周囲の期待を裏切らず、信頼される存在となります。特に信用されない人は、期待の裏切りから、現場での円滑なコミュニケーションが失われることが多いです。運送業界において、信頼されることは人間関係を形成し、ビジネスを円滑に進めるために不可欠です。
きつい言葉を並べましたが、真理だと思います。担保による信用という言葉があるように、建設的で主体的な振る舞い、仕事に取り組む誠実な態度が信頼を生むのです。